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共通テスト 世界史B 過去問 解説付き 大学入試


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Edukacja
Desenvolvedor: Daisuke Katsuki
Darmowy

【共通テスト「世界史B」はこんな問題!】

 ■古代から戦後史まで、全地域・分野を網羅した問題が出る
 ■歴史的事象の背景・経過・結果を問う問題が出る
 ■写真・史料・統計・年表などに基づいた問題が出る

 各大問は世界史上のさまざまなテーマで構成されているが、各小問での出題対象は教科書の範囲内で微細な用語(情報)が問われることはない。時代的・地域的な偏りも少なく、全時代・全地域・全分野を網羅して出題されるので、政治史に偏った学習をしていると、社会経済史や文化史に関する問題で大きく失点することになる。

 設問形式は正誤判定問題が主流ではあるが、問題の組み合わせなどが複雑だったり、センター試験より解きにくい問題もある。用語のレベルなど必要となる知識に大きな変化はないが、問題の質は大きく変化している。用語そのものを問う問題より年代・時代や背景・経過・結果を問う問題が増加しており、受験生が不得意とする概念的知識を問う問題も散見される。

 また、図版(写真)・史料・統計データ(グラフ)などが本格的に問題に取り入れられており、歴史的な知識を前提に読み込んで解答する必要がある。これは思考力・判断力を問う共通テストの方針の表れだと思われる。ただし、史料は一見すると解読が必要に見えても実のところ読解が不要な問題もある。また複数の地域(国)の出来事を扱った同時代史や、長い時間軸における地域(国)史の問題が出題され、センター試験と同じく、歴史的事象の正しい理解力と地域・時代ごとに識別する判断力が求められている。

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【センター試験⇒共通テスト ここが変わる!】


●用語より背景・経過・結果を問う問題が増加する
●受験生が不得意としている概念的知識を問う問題も出現する
●史料・グラフなどから思考力・判断力が問われる


◆問題数やリード文に下線部・空欄といった形式
◆用語のレベルや年代など必要となる知識
◆史料は解読が必要に見えても、読解が不要な問題もある

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【高得点獲得への対策スケジュール】
 教科書を熟読する点においてはセンター試験対策とまったく変わらない。ただ単に教科書を流れに沿って読むのではなく、読んでいる箇所と同じ時代の他の国(地域)はどうなっているのか、どう関連しているのか、ページを進めたり戻ったりしながら確認することが重要だ。

 このやり方で政治史を中心に夏までに戦後史までを終わらせ、2学期以降は社会経済史・文化史を意識した学習を写真・資料・統計などにも目を通しながら行い、問題演習にも必ず取り組もう。その際にセンターの過去問や対策問題集を使用してもよい。なお、国公立大の論述は同じ視点からの出題も多く、2次試験対策をしつつ共通テスト対策を行うことも合理的である。


●夏までに同時代・地域史も意識しつつ、戦後史まで学習する
●秋からは過去問などの問題演習に取り組み、思考力も養成する
●国公立大の論述対策をしつつ、共通テストも意識する

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【共通テストで成功する学習法】

①図版・グラフなどを利用して、思考力・判断力を鍛える
 日頃から教科書の欄外や図説(資料集)に掲載されているグラフや図版・地図に、意識的に目を通してほしい。その際、単に見るだけでなく、その説明文を読みつつ、歴史的な動きを考察する必要がある。具体的には、例えばグラフを見るときは、なぜ増えた・減ったなどについて歴史的な事象に照らし合わせて考察してみるとよい。

②時代順の学習だけでなく、同時代史の学習もする
 学校の世界史の授業は、一般的に国や地域別ごとに時代順に行う。一方、難関私立大や国立大2次の論述などでは、同時代の世界で何が起こり、どう影響し合っているのかを問う問題が出題されている。共通テストは、それがマークシート形式で出題されることになる。日頃からこのことを意識して学習してほしい。

③時代・地域・分野的に、ムラのない学習をする
 これはセンター試験のときから不変の原則。特定の国・地域・時代に限定して微細な知識まで問うてくることはまずない。試行調査では出題されてはいないが、本番では先史時代からも出題されてくるだろうから、教科書の最初から最後までをくまなく熟読しつつ、政治史のみならず社会経済史・文化史も学習しておきたい。

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◇皆様のご健闘をお祈りします◇